麻雀するなら面前!!!
みなさんは普段鳴きますか?
私の偏見ですが、鳴く人は現実的な人で面前派は理想を追い求める人といった感じではないでしょうか。
かくいう私も面前派で理想を追い求める人間の一人です!!!

しかし、麻雀に「鳴き」というルールがある以上、面前派であっても「鳴き」を常に選択肢の一つとしていかなければ強くはなれないと考えています。
そこで面前派の方々にも私なりに考えたこういう鳴きはどうですか?という提案かつ普段鳴き派の人に対しても面前派の鳴きに対する考え方を知って頂けたらなと考えております。
まず老若男女に通じる鳴きの基本的なパターンを書いておきます。
①鳴いてマンガンなら鳴き
②鳴いてテンパイの愚形なら鳴き有利
③良形ターツでも5枚以上見えていたら愚形として扱い鳴く
④親はより鳴き有利
⑤役が確定するところor愚形から鳴けることが望ましい
このぐらいでしょうか。これらは非常にオーソドックスな打ち方、麻雀のカッコいいあがり方はやはり面前テンパイしてリーチ自摸じゃないです???わかりません???笑
真面目な話、面前派は鳴くことのデメリットをメリットより重く考えているのではないでしょうか。
鳴きのデメリットとしては大きく以下のことが挙げられます。
鳴きのデメリット
①打点が下がる(1~4ハンだと特に)
②守備力が落ちる
③手を見破られやすい
面前派の人(少なくとも私)は鳴くことによるスピードアップよりもこれらのデメリットを重くとらえています。
なので私は基本的には鳴かずに、鳴きを意識するのは①と②の鳴いてもマンガン手の時か鳴いてテンパイの愚形ぐらいでしょうか。
ではほとんど鳴かないのか?
いいえそうではありません私の副露率は天鳳というネット麻雀の数値をみると約30%あります。では面前派はいつ鳴くのか?
ずばり形式テンパイです!!!
な~んだ形テンかぁ…と思ったあなた!考えてみると意外と形テンも奥深いんですよ!!!

ここで形式テンパイについて簡単に説明しますと、形としては揃っていてテンパイしているのに基本的に上がれない形のことを言います。
そして流局時にはテンパイとしてカウントされるのでテンパイ料を得ることが出来ます。
序盤ではなく終盤に考慮される選択肢の一つであるということが出来ます。
私は基本的に面前を目指し、相手から先制が入るなどで自分のあがりが面前では厳しいと感じた時に粘りの手筋として鳴いての形式テンパイが有効だと考えています。
ここで先ほど紹介した鳴くことのデメリットを元に形式テンパイの鳴きのデメリットを考えたいと思います。
まず鳴くことのデメリットは①打点が下がる②守備力が落ちる③手を見破られやすいの3つですが、形式テンパイの鳴きの場合①は全く関係ありませんし、③に関しても先行している人には読まれても関係ありません、逆に形テンを攻めていると考え降りてくれる人がいればその分自分のテンパイ料が上がります。
つまり形式テンパイの鳴きで気を付けなければならないのは
守備力が落ちる。
この一点です!!!
一方で形式テンパイの鳴きのメリットを考えてみると
①相手の先制に対して自分が点数をプラスにする可能性を残せる
②鳴くことで他家を警戒させる
→鳴くことがむしろ打点上昇につながる
これらのメリットとデメリットを考えると形式テンパイの鳴きは積極的にしたいと思えるのではないでしょうか。
ただ一つ注意しなければならないのは守備力がおちると同時に攻撃力も無いという点は忘れてはいけません、つまり形テンの押しはめくりあいではなく、めくってあげてるだけということです!!!
そこで安パイだけで形テンを取れるときはもちろん取りますが、危険牌を切らなくてはいけないときには気を付けなければいけません。
例えば下の図













この手で上家からリーチがきて残り3巡、北は2枚見えていて面前でのテンパイは厳しいと判断したところに1索が切られたとします。(局は東1局の西家だとします。)ここで形テンをみるならもちろんポンですが、場にピンズが高いのであれば4筒を切っての形テンには取りません、ここは北を切って安全にいくことでデメリットも少なく形テンに向かうことが出来ます。
以上のように、先制された上であがりが厳しい手であれば守備を考えつつ形テンをとることが面前派の鳴き方だと考えています。

こちらは今回の鳴きについて参考にさせていた本です。
この本は鳴き以外にも様々な情報が詰まっていて、とても緻密に考えられています。
麻雀始めたてだとあまりの情報量に驚いてしまうかもしれませんが、しっかり項目で分けられているので、そういう方にも辞書のように知りたい情報のとこだけを読むといった使い方もできるのでお勧めです!!!本当に良い本なのでぜひぜひ!!!
最後にあるプロがお話していたお言葉を~
~形テンは勝負手~
ありがとうございました!!!
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